~拓真 side ~
とうとう今日はお泊り会。
勉強会ってこと忘れてた。
ていうが…
今更だけど女子の家に男子が泊まっても
いいのか?
ダメだろ!普通。
いくら幼なじみでも…
そりゃこどものときは一緒に
暮らしてたし
一緒に寝たこともあるし
一緒に風呂入ったことだって…
こどもの時の俺すげーな。
こどもだからとはいえ…
そんなことを考えていると
ピンポーン
詩織『拓真ぁ~。おっはよーー!』
来たか。
てかおはよって今13時なんだけど。
そして…
うるせぇ。
詩織が。
夏妃と柊は礼儀がわかってるからな。
ガチャ
拓真『おはよじゃねぇし。あと詩織うるせぇ』
詩織『なによ~。てゆーか!
早く行こ!』
拓真『わかったからちょっと待てよ。
てかお前らのそれなに?』
夏妃も詩織もそして柊まで手には
ビニール袋が。
夏妃『あぁこれ?
お世話になるから。
お菓子とか飲み物。
あと、お菓子とか作るかも
だから使いそうなものを…』
さすが夏妃。
しっかりしてんなぁ。
そうだ、さっきのこと柊にも聞いてみるか。
拓真『なぁ柊?すっげぇ今更だけどさ…
女子の家に男子が泊まっちゃって
いいのかな?』
詩織『なぁに~?拓真そんなの
気にしてたの?
美姫なら大丈夫だよ。
ちなみにあたしらも♪
むかーしからの付き合い
なんだからそんなこと
気にしないよ~。』
うん。俺もお前と寝ようが何しようが
気にしねぇけど…美姫は
好きな人だと違うだろ。やっぱ。
柊『………詩織。
拓真はお前のことはなにも心配してないぞ。
美姫のことだよ。
それと…拓真。
俺も同じこと思ったけど…
まぁいいんじゃね?
二人じゃないし。 』
まぁそうだよな。
詩織『え、それひどくない!?
あたしらだって現役女子高生なんだけど!』
いやお前と美姫とじゃ全然違うし。
そんないつもの感じで美姫の家に向かった。
ついた。
ピンポーン
美姫『はぁーーーい!』
美姫が出てきた。
エプロン姿で甘い香りをさせて。
詩織『なにこのあまぁーい匂い!』
美姫『おかし~♡
みんなが来るから作ってたの♪』
と笑顔で言いながら部屋に入れてくれた。
美姫の部屋は「女の子」って感じの
家具など置いてあるものは
大体白やピンク、パステルカラーを
モチーフにしてある。
机には写真が飾ってあり
ベッドやソファーの上には
小さいのから大きいのまでの
ぬいぐるみ。
みんなで机を囲み一応
テスト勉強スタート。