舞が戻ってきた。

「それでさ、沙也の話は?」


私は舞と代わった
クリスマスのシフトのおかげで、
明都さんと
付き合うことになった話をした。


「きゃー!
だから奢ってくれなくていいって
言ってたのね!
私が沙也の恋のキューピッドだ!
おめでとう!!」

「うん…ありがとう。」

とっても嬉しいのに、
きっと今の私は
うまく笑えていなかったと思う。