あれは、高校一年生の春。



まだ入学したばかりで、クラスに全く馴染めずにいた私に声をかけてくれた男子。




桜庭 隼人(Sakuraba Hayato)。








「…綺麗な髪」







かけてくれたというよりかは、ポロっと口に出た



っていう感じだったけど。





それでも、嬉しかった。






私には、彼がキラキラと輝いて見えた。