「今度は何やらかしたのよ、湊。

3ヶ月前は確か私の下着の匂い全部チェックしてたわよね」

「…何の事だか♪」

「…」


しらばっくれても無駄なんだけれどね。

だって、洗い立ての私の下着に全て湊の唾液が検出されたから…。


もう、色々おぞましすぎる。


「ね、浅井君どうしたの?」

「…♪」

「…♪じゃねえよ、浅井君は?」

「あっちだよ♪

血生臭いけどいい?」


にまにました顔で、湊は立ち上がって、浅井君のいるところまで私を案内した。


ってお前の部屋かよ。


って、うわ。

うわうわうわうわうわ。


また私のグッズ勝手に作ってるよ……。


私っぽいぬいぐるみ、

私っぽい抱き枕、

私の声が吹き込まれているっぽい目覚まし時計…その他色々。


気持ち悪い。

100%気持ち悪い。


何でこんな弟になったんだか…。


「ここだよ」


って、クローゼットかよ。

こんなところに監禁かよ。