その時。


パッシイイイイイイイイイイン。


という激しい音と同時に、○キブリが木っ端微塵になった。


「「!!!??」」


私も、浅井君も、自分の目を信じられずにいる。

ほんの一瞬で、ゴ○ブリが木っ端微塵になったのだ。

そりゃあ、驚くわな。


一体、誰がこんな早業を……………。


「ふう。

大丈夫ですか、先輩方」

「千早!?」


小柄な体の、千早!?

確かに、体が小さいからすばしっこそうな感じはするけれど………。

こんな人並み外れたスピード、99.998パーセントできないでしょう!!!??


「あ、貴方はゴキ○リ平気なの…………?」

「はい。

一日に5匹は湧いてくるような家に住んでますから」


え!?

一日に5匹!?

その家に私がいたら、100%失神するわ!!