次の日、学校を休んだ。
お母さんは何も言わなかった。
昨日、あれから一度も話していない。
もちろんお姉ちゃんは無事に帰ってきて。
でもお母さんの表情は曇っていた。
そのときのお母さんの顔を今でもはっきり覚えている。
学校を休んだら、暇でやることもなく、気付いたらいつの間にか寝てしまっていて。
起きたときには、もう夕方になっていた。
明日は学校行にかなきゃかな。
二日も休んだら授業ついていけなくなるし。
それから、先生に補習してもらって。
委員会でて。
明日は帰りが遅くなるかな…
イヤとか面倒とかじゃなくて、何となく、そんなことを思った。
