葵「咲。発作起きたから
  聴診してもいいよね?」

 『うん。』

葵「咲。偉いね。」
そう言って、私の髪の毛を
クシャクシャする。

葵「じゃあ咲。深呼吸な。」
そう言われた通りに深呼吸をする。

葵「もういいよ。疲れただろうから
  寝よっか。」
そう言って、私を抱えて寝室へ行った。

葵「咲。寝ろよ。」

 『ヤッ!寝ない』

葵「咲。たった今発作起きたばかりだから
  不安だろうけど寝よ。
  俺がいるから。」

 『寝ないの!』

葵「ハァ咲。大丈夫だよ。寝ようね。」
しばらくこんなやり取りをして、
気付いたら、深夜2時。

葵「咲。俺寝るからね?
  寝なかったら明日学校
  行かせないからね。」

そう言って、葵は寝てしまった。
寂しいな。