次の日

葵「よし、検査で異常ないから帰ろっか」

 『うん!』
橘咲。めでたく退院致します。

まぁ、退院しても暫くは
家から出られないけど。

それでも、嬉しいんです。

葵の車に乗り込み、家へ帰った。

 『ただいまー!』
家に入ると何一つ変わっていない。

それもそうか。
だって、葵が毎日居たんだもんね。

葵「退院できたのが嬉しいからって
  家の中で騒ぐなよ?
  熱が出るかもしれないし、
  発作が起きるかもしれない。」

 『わかってるよ!』

葵「ならいいけど。」