抱き締められた安心感から、
何か熱が上がってきた気がする。

意識が朦朧としてきた。
相当高いのだろう。

そのまま私は抱き抱えられて、
私達は、屋上を後にした。

病室につき、熱を測らされた。が、
怠くて自分で測れない。
それを見計らって、
葵が抱きしめててくれる。

―ピピピピピ
鳴ったのを確認して葵が体温計を見てた。

葵「相当熱高いな。」
そう呟きながら。

葵「ちょっと待ってて。点滴持ってくる」
そう言い病室を出て行った。