―き。さき。咲!
ん?何か葵の声がする。

葵「咲。起きろ。」
んっ。

葵「おはよ。病院に行こ?」

 『やっ!行かないの。』

葵「咲!」

ビクッ
グスッヒック

葵「咲。」

 『やっ!来ないで!』
それでも、来る葵。

葵「ごめん。強く言い過ぎた。
  怖かった?」

私は、コクンと頷いた。

葵「とりあえず、病院に行こ?
  熱高いから。」

 『やっ!行かないの。』グスッヒック