葵「何でだ?咲は、俺の彼女だろ?」

 『それ、いつの話しですか?
  もうかなり年月経ってますよ?
  それに私は、あなたと
  別れましたよ?』

葵「まだ、3年だ!それにいつ別れるって
  言ったんだ!俺は認めんぞ!」

 『じゃあ、今言います。別れて
  ください。』

葵「なんで別れなきゃいけないんだ?」

 『それは、私があなたに飽きたから
  ですよ。』

もうこれ以上言わせないで。

本当は今でも好きだよ。

日向葵と葵結のためには葵が必要だけど、
私は一人で育てると決めたから。

この会話が私を一日中苦しめた。

夕方一足早く上がらせてもらい、
日向葵と葵結を迎えに行った。

 『日向葵〜葵結〜帰るよ〜!』

日「あっ、ママ〜!」

結「ママ〜!」

先「今日も二人ともすごく元気でしたよ!
  日向葵くん葵結ちゃんまた明日ね!」

二人「せんせぇ、さようなら!」

先「は〜い!さようなら!」

 『ありがとうございました。』

先生にお礼を言って保育園を後にする。