葵や華、ましてや、卓巳もが
心配してるのを知らない咲は、
百合と春樹と双子ちゃんの洋服を
買いに来ていた。

ママ「どんな服買うの?」

 『ん〜…。ペアルックって言うのかな?
  色違いのやつとか着せたいな…。』

ママ「あら、いいわね!絶対可愛いと
  思うわよ!」

パパ「じゃあ、これはどうだ?」

そう言ってパパが持ってきたのは、
シンプルだけど可愛い洋服。

 『これ可愛い!』

パパ「だろ?これ買うか?」

 『うん!でも、1着じゃ足りないから、
  何着か買わなきゃっ。』

パパ「ゆっくり選べばいいさ。」

 『うん!わかった!』

ゆっくり選んでると、いろいろ
可愛すぎて、悩んでしまった。

だけど、ママとパパが迷ってる分を
全部買っていいって言ってくれたから、
買うことにしたけど、10着くらいずつ
買ったから、すごい量になってしまった。

 『ごめんね、こんな買うつもりは
  なかったんだけど…。』

パパ「何言ってるんだ?気にするなよ。
   パパが初めて孫に贈る
   プレゼントなんだぞ?」

ママ「そうよ!本当はもっと
  買ってあげたいくらいなんだから!」

 『でも、こんなにいらないよ。』

ママ「少ないより多いほうがマシでしょ?」

 『うん。』