パパ「本当にいいのか?
   葵に言わなくて。」

 『うん、混乱しちゃうと
  思うから。』

パパ「そうだな。まあ
   何かあったら電話な?
   パパが力になってやる。」

 『パパありがと。』

ママ「じゃあママとパパ
  帰るけど大丈夫?」

 『うん。ありがとね。』

パパ「可愛い娘と孫のためさ。
   どってことないよ。」

ママ「そうよ可愛い娘と孫の
  ためだもの。」

フフッすごい嬉しそう。

双子と伝えた時には
ビックリしてたけど、
一気に孫が増えたなって
パパも喜んでた。

母親の勘で男の子と
女の子の双子だと
思う。

あたるかわからないけど…。

仲良く元気に育ってくれれば
どっちでもいいんだけどね。

早く会いたいな。

そう考えながら
段ボールとかを
片づけた。

ゆっくりやったから
すごく時間がかかった。

部屋は真っ暗で、
こんなになるまで集中してたと
思うと私の集中力はすごいなと
感心してしまった。

でも、葵がいないと
思うと悲しくて…。

泣いてしまいそうになる。

でも、ネガティブだと
双子ちゃんが困っちゃうと
思って立ち直った。

よし!これから頑張ろう?
パパはいないけどママが守るから。

双子ちゃんに
心の声で言った。

葵が探していると
知らずに…。