―次の日

夜は普通に寝れて、
朝も頑張って葵を
送り出した。

それからが大変だった。

葵がいなくなってから
気持ち悪さにトイレへ
行ったら、朝ごはんを
すべて戻してしまった。

でも、少しすっきり
したから、急いで準備して、
病院へ向かった。

病院に行ったら
夫婦の妊婦さんが
いっぱいいた。

そして、お腹の大きい人が
たくさんいた。

わたしの赤ちゃんも
こんなに大きくなるのかな?

初心だから、症状とか
最後の生理の日とかを
書かされた。

そして、30分くらい
待っていたら呼ばれた。

看「橘さ~ん、橘咲さ~ん。」

 『あっ、はい。』

看「では、こちらへどうぞ。」

先「こんにちは橘さん。
  今日は生理が来てないから
  来たって書いてあるけど…。」

 『あっ、はい。』

先「この生理最終日だったら
  妊娠の可能性が高いけど…。
  市販の検査薬で調べてみた?」

 『はい。そしたら陽性で…。』

先「じゃあ検査してみようか。」

 『あの検査って?』

先「まずは尿検査して
  それから血液検査とかかな?」

えっ、血液検査?

私苦手なんだけど…。

先「不安そうね。大丈夫?」

これも赤ちゃんのため

 『はい。大丈夫です。』