『失礼しま~す。』

美「あら、咲ちゃん
  よくなったの?」

 『うん。もうすっかり。
  あっこれ。お願いします。』

美「は~い。預かるね。
  ところで華ちゃんは?」

 『先に教室に行って
  もらった。』

美「そうなんだ。」

 『うん。』

美「じゃあ、咲ちゃんも
  行かなきゃね。また
  何かあったらおいで?」

 『うん、ありがと。』

少しだけ話して、
教室へ行った。

教室前の廊下に着いた時、
少しだけ緊張した。

だから、深呼吸して
教室に入ったら、
みんな笑顔で出迎えてくれた。

それが一番嬉しかった。

みんなとたくさん話していたら
まえっちが入ってきた。

前「おっ、橘復活か?」

 『はい!』

前「元気そうで何よりだ。
  休みのブランがあるかも
  しれないが、頑張れよ。」

 『は~い。』

前「じゃあ出欠とるぞ~。」

そう言って、気を取り直して
出欠を取り出した。

翔「咲もう大丈夫か?」

 『あっうん。翔くんにも
  心配かけたよね。ごめん。』

翔「元気ならいいんだ。」

そう言って笑ってくれた。