葵「…き、咲!。」

葵によって起こされた。

葵「お昼だよ。プリン
  持ってきたから一緒に
  食べよ?」

 『うん、ありがと。』

葵「食べられるだけで
  いいからね。」

 『わかった。』

葵「あと、食べたら
  咲の嫌いな薬あるから。」

 『あの薬嫌だ。絶対
  やんない。』

葵「咲の好きな桃ジュース
  買ってきてあるから、
  頑張ろう?」

 『桃ジュース…。
  頑張る。』

葵「よし、食べよう。」

桃ジュースに
つられてしまった。

桃ジュースあるなら
頑張ろう…。

でも、あの薬は
本当に嫌い…。

吸入より苦しいし、
苦いし何よりまずい。

だから極力
インフルエンザになるのは
避けたい…。

だけど、毎年なって
しまうのが私。

気を付けていても
体のどこからか
感染してしまう…。

食べ始めてからは
葵とは特に話もせず、
薬を飲んで、寝た。