涼しいと思ってきたころ
葵が帰ってきた。

葵「咲ただいま。
  って、寒っ。」

 『ハァハァ葵おかえり。』

葵「どうして冷房なんて
  つけてるの?」

 『体が熱くて、
  冷やそうかと思って…。』

葵「一回冷房切るよ?
  ってか、何で電話して
  くれなかったの?」

 『ケホッケホッ迷惑ケホッ
  だと思ったケホッから。』

葵「わかった。とりあえず
  熱測ろう?」

体温計を持ってきて、
私の脇に挟んだ。

葵「それにしても、咲
  熱いな?ちょっとごめんね?」

なんか目の下を見てくる。

葵「こりゃインフルエンザかな?」

そういった時に体温計が
なった。

葵「うわっ、すごい熱。
  咲病院行くよ。」

もう抵抗する気力が
なかったから素直に
うなずいた。

葵「とりあえず、咲
  着替えよ?すごい汗。」

葵は私の服を持ってきて
着替えさせてくれた。

葵「寝ててもいいからね。」

その声を聞いて、眠りについた。