葵「咲、そんなに寝れてないんだから
  今寝ておきなよ。」

 『えっ、でも…。』

葵「まだ俺の親たち来ないから
  大丈夫。」

 『じゃあ、お言葉に甘えて。
  寝れるかわからないけど。」

葵「寝れるまでついててあげるから。」

 『うん、ありがと。』

食器をささっと洗って、
寝室へ葵と向かった。

葵「おやすみ、咲。」

 『おやすみ、葵。』

葵がお腹の上をポンポンしてくれて、
気づいたら、眠りについていた。

起きたら、30分くらいしか
時間が経っていなかった。

でも、もう寝れそうにないから、
リビングに行った。

葵「咲、もう起きちゃったの?」

 『うん。あんまり寝れなくて…。』

葵「いつもしっかり寝れてるのに、
  なんでそんなに今日は寝れないの?」

 『緊張してるの。
  葵が昨日急にご両親来るって
  言ってたから。』

葵「そっか。なんか悪いこと
  しちゃったね。」

 『ううん。意外と
  大丈夫だから。』

葵「じゃあ、今日は
  無理しちゃだめだよ?」

 『わかった。葵は仕事してた?
  邪魔しちゃったよね。ごめん。』

葵「ちょうどキリがいいから
  大丈夫だよ。」

葵はわざわざ仕事を
終わらせてくれて、
二人でテレビを見ながら、
葵のご両親が来るのを待った。