暫くボーッとしてたら、
葵が来た。

葵「咲おはよ。」

 『葵、おはよ。』

葵「今日は早いな。」

 『あんまり寝れなくて…。』

葵「てか、体冷たすぎ!」

 『えっ、そうかな?』

葵「冷たいよ、咲。
  いつから外にいたの?」

 『5時くらいからかな?』

葵「そんなに早くからいたのか?」

 『でも、あったかくしてたよ?』

葵「ていうかベランダになんでいるんだ?」

 『ん?初日の出見ようと思って。』

葵「まだ出なそうだけど…。」

 『でも、せっかく早起きできたのに、
  見れずに終わりたくないから。』

葵「じゃぁ、初日の出見たら
  お風呂入りなよ。風邪ひいて
  つらいのは咲だからね?」

 『わかった。』

それからは二人で日が出てくるまで
待っていた。

30分くらいしたら出たので、
すぐにお風呂に向かった。

私がお風呂入っている間に
朝ごはんを作っててくれたみたいで、
お風呂から出たら机にお雑煮があった。

葵「お餅小さいのだから、
  二つ入ってるけど、多かったら
  残していいから。」

 『うん。ありがと。
  いただきます。』

葵が作ったお雑煮おいしい。

お餅二つじゃ多いと思ってたけど、
意外とペロリと食べられた。