葵「良かった。」

 『助けてくれてありがと。』

葵「遅くなってゴメンな。」
そう言いながら抱き締めてくれる。

 『謝らないでよ。葵何も悪くないよ。』
本当はね葵来てくれて嬉しかったんだ。
でも、そんなの恥ずかしくて言えないよ。

葵「発作出たから熱測って。」
そう言って、体温計を渡された。

―ピピピピピ
葵「はい。見せて?」
素直に見せた。

葵「熱高いから、点滴持ってくる。」
そう言って、出て行った葵。

机の上に置いてある体温計が
気になって見てみた

 『あぁー見なきゃよかった。』
記してる数字は39度2分
その数字を見ただけで、
どっと怠さが増す。

あっ、葵が帰ってきた。
葵「点滴持ってきたから、腕出して」

もう、怠かったから、素直に腕を出した