葵「ダメ。言わなきゃ行かせない。」

 『本当に何でもないって。
  ただ、離れるのが少し
  寂しかっただけ。』

葵「そっか。気づかなかった。
  ゴメンね。咲。」

 『いいよ。言わなかったら、わからない
  事もあるだろうし。』

謝られても私が悪いのに…。

そんな事思ってると、ピピーピピーと
音が家の中に響いた。

ご飯が炊けたみたい。

 『ご飯炊けたみたいだから、
  ご飯にしよ?』

葵「そうだね。手伝うよ。」

 『ありがとう。』