―ピピピピッピピピピッ

葵「どれどれ?見せて?」

体温計を渡す。

葵「あぁ、上がっちゃってるね。
  熱がもっと上がる前に帰ろっか。」

 『ケホッケホッその前に、ケホッ葵気持ち悪い。』

葵「え?ちょっと待ってて。」

急いで私を抱き上げると、
障害者用トイレへ連れてってくれた。

葵「戻していいよ。」

そう言われると私の気持ち悪さが
限界に来て、戻してしまった。

 『オエッケホッケホッ…オエッケホッケホッ…』

戻している間ずっと葵が背中を
さすってくれていた。

 『ケホッケホッ葵、ケホッもう大丈夫。』

葵「よし、帰ろうか。」

そのまま二人で家に帰った。