それが、行きたくないもう一つの
理由でもある。

少しは運動しなきゃいけないって
わかってるんだけどね。

それからは、華と他愛のない話しを
していたら、とうとう病院に
着いてしまった。

葵「咲、しっかり来たね、偉い偉い。」

そう言って頭を撫でてくれる。

葵に頭を撫でられるのは好き。

安心する。

華も卓巳先生の所へ行った。

葵「じゃあ、診察しよっか。
  服まくって。」

相変わらず慣れない聴診。

仕方ないから服をまくる。

葵「すぐ終わらせるから。」

そう言って聴診を始めた。