『でも…。』

葵「親に迷惑がかかるって?」

 『うん。』

葵「大丈夫。これは、咲の両親からの
  願いでもあるんだよ?」

 『えっ、そうなの?』

葵「うん。咲が元気に学校へ通えて、
  楽しく学校生活が送れるようにね。」

 『そうだったんだ…。』

葵「うん。だから、頑張ろ?」

 『…頑張る。』

葵「偉いね。もう寝ててもいいよ。」

頭を撫でてくれた。

それに安心したかのように眠りについた。