目が覚めたら保健室にいた。

あっ、翔くんが運んでくれたんだった。

美「咲ちゃん気がついた?
  熱が凄い高いけどどうする?」

 『ん~。とりあえず葵に
  電話してみます。』

美「わかった。何かあったら呼んでね?」

そういうと美穂ちゃんは
ベッドのカーテンを閉めて
仕事に戻っていった。

まぁとりあえず、葵に連絡しなきゃ。

そう思ってスマホから葵の名前を探す。

あった。よし電話。

 『あっ、もしもし葵?』

葵「咲?どした?熱上がった?」

 『うん。だからいま保健室にいる。』

葵「わかった。今から迎えに行くから。」

 『ごめんね。』

葵「謝るな。俺が着くまで
  寝てていいから。」

 『わかった。』

葵「じゃあな。」

そう言い残し電話を切ってしまった葵。

少し寂しいなと思ったけど我慢。

そう考えると睡魔が襲ってきて
いつの間にか再び眠りについた。