野「やあ。咲ちゃん。
  遅かったね。」

 『すみません。ちょっと…。

野「まあ気にしてないよ。
  こっちおいで。」

そう言われて、素直に行く。

野「葵。もういいよ。
  終わるまで待ってて。」

葵「ああ。よろしく。」

それだけ言うと
葵は診察室を後にした。

野「咲ちゃん最近どう?
  困ったことない?」

 『困ったことはないんですけど。
  実は…。』

そう言い、今日あったことを
すべて話した。

野「う~ん。やっかいだね。
  咲ちゃんはどうしたい?」

 『私は葵がいるので、
  極力関わってほしくないです。
  でも…。』

野「幼馴染だから言えないと…。」

 『はい…。』

野「困ったな。」