しばらくして
緊張がほぐれてきたので
家に帰ることにした。

 『咲。頑張ろうな。』

そう言っても返事が来ない。

 『咲?』

そう呟き咲のほうへ向くと
咲が泣いていた。

咲「グスッヒック…」

 『咲どうかしたか?』

咲「私ヒック精神病なの?ヒック
  もう嫌。自分の体大っ嫌い。」

そう言った。
おれは咲じゃないからかける言葉も
見つからない。

 『咲。これは咲の心の問題だ。
  だから、ゆっくり症状を
  鎮めていこ?』

咲「ヒックうん…」

 『毎日学校のこととか
  教えてな?』

咲「うん。」

それからは、いろいろなことを
話しながら、家へ帰った。

【葵】END