そう言って咲は
問診票のチェック項目に
目を通し始めた。

数分が経って
咲「野崎先生終わりました」

野「じゃあ見せて?」

そう言われて、素直に
渡す咲。

俺の時もこんなに楽なら
いいのにと思ったり…笑

野「葵先生ちょっといいですか?」

そう言われて野崎先生のほうへ行く。

 『どうかしましたか?』

野「咲ちゃんは自律神経失調症
  になっている恐れがあります。」

 『え?』

野「チェック項目の多くが
  自律神経失調症にあてはまります。」
 
  『どうすればいいですか?』

野「咲ちゃんの場合ストレスから
  来るものだと考えられます。
  なので、不安を軽減してあげると、
  そして、カウンセリングを
  隔週で受けてもらいます。」

 『わかりました。』

野「咲ちゃんに伝えますか?」

 『お願いします。』

話し終えた俺たちは
咲のいるところへ戻った。

 『咲。野崎先生から話がある。』

咲「わかった。」

野「咲ちゃんよく聞いてね。
  咲ちゃんは自律神経失調症という
  精神の病気なの。」

咲「えっ…。」

野「だから、隔週でカウンセリングを
  受けてほしい。もちろん俺が主治医
  だから、安心してね。」