葵「良かった。」

 『ゴメンね』

葵「俺は咲が生きていてくれれば
  それでいいんだよ。」

 『葵に迷惑かけちゃってるよね』 

葵「迷惑だなんて思ってないよ」

 『本当にゴメンね。』

葵「俺はゴメンよりありがとうが
  ほしいな」

 『うん。ありがと。葵』

葵「おう。」

それより熱が上がってきたのか
だんだん体がポカポカしてきた。

なんか体が浮く感じもする。

葵「咲?」

葵のそんな声が聞こえたのを
最後に私は意識を手放した。