「頑張ってね、みんな」




「うん」


「もちろんさ」




少しでも、ゲームクリアの為の手掛かりが見つかりますように…。




祈りながら、私は次の部屋の扉を開けた。




「美玖達は、ゆっくり休んでね」




と言って、私は扉を閉めた。




そして、私達は早速部屋を調べる。




とにかく、床を調べて、どこかに抜け穴のような、地下室への扉のようなものがないか、しっかり見てから、


ソファの中にぬいぐるみが入っていないか、引き出しの中に何か入っていないか…。


家具を一箇所に寄せて、そこにぬいぐるみや、手掛かりがないかもチェックする。




しかし、ゲームクリアに繋がりそうなものは、何もない。