しかもその数日後に、冬花ちゃんとお父さんと、雇われていた家政婦さんが、冬花ちゃんのお母さんに殺されて、お母さんは自殺した。




それから、屋敷は悪い噂が絶えなく、若者たちが肝試しをするようになった。


そして、いつの間にか、もっと悪い噂が流れた。




あそこに入ると、変なゲームさせられるらしいと。




実際、その中で何人もの人が行方不明。


屋敷の取り壊しが何度も考えられたが、何故だかその話は有耶無耶になって、また若者が屋敷に入って、また行方不明になる。




そんなことが何度か続いた。




まさか、冬花ちゃんがゲームをして、たくさんの人を殺しているなんて、思ってもいなかったけど。




そんなことを考えながら、俺は俺のホンモノを探した。




死んだ人を触るのに、何の抵抗もなかった。




土井や北出は、嫌々遺体をどけていたけど。




まあ、死んだ人を簡単に触れてしまう俺達の方がおかしいんだろう。


俺達は、おかしくなってしまったんだろう。




そうに、違いない…………。