GAME＋

人間のような声で、だけどロボットのような口調で、女性はブツブツと呟いた。


助けて、逃げられない、死にたい…………………？




「早く、ゲームをクリアして。


こんなゲームで、もう誰かを殺したりするのはやめて。


お願いだから、こんな屋敷、壊してしまって……………………！！！




壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、


壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、


壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、


壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、


壊せ、壊せ、壊せ、壊せ、壊せ！！！！！！壊せえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ！！！！！！！！！！！！」




どういう事なのかさっぱり……といった私達。




「どういうことですか……？」




恐る恐る、飯島さんがスーツの女性にたずねた。




「私は、以前にこのゲームに参加していた………このゲームの、ニセモノだった。


そこには、あなたのお姉さんもいた……あなたのお姉さん、飯島美乃利さんも…………。


そのゲームで、クラスメイト全員死んでしまった。


ホンモノの私も、自殺してしまった。


そして、私は永遠にこのゲームで使われている…だけどもう、耐えられない。




誰かが狂って、誰かが疑われて、誰かが暴走して、誰かが殺されるのは………もう、嫌………………！！！！」