と、喜びに浸れたのも束の間。




「さて……前田景子は……




ニセモノではありませんでした」




「……は?」




景子が、ニセモノじゃなかっただと?


何言って………だって、景子は自分からニセモノだって………そう言ってたじゃないか。




「一体どういうことだよ、おい!!!」




返事なんてするわけない景子の死体の胸倉を掴んで、私は景子だったものに怒鳴りつけた。


景子の頭がぐらりと動く。




景子の顔をよく見ると………景子は笑っていた。




全て、景子の計画だったんだと悟った。




こいつ、わざと私に自分を殺させて、私をこのゲームに殺させてもらうつもりで…………!




「竜居りん子、ゲームオーバーです。


竜居りん子を、殺処分します」