「……さぁ…次…行こうか…」


竜が隣のドアを見た。


「…これ以上…政府の罠に遊ばれてたまるか…」



俺は必ず親父の敵を討つんだ。


絶対死なねぇ……


死んでたまるか。


夢…絶対お前の死を無駄にしない……



絶対に……





竜は次のドアを勢いよく開けると、もう片方の靴を投げ付けた。



―ドコン!!!!



靴が勢いよく、壁にぶつかった。



すると、ドアが勢いよく閉まり、水が流れる音がした。



…………。




「…罠だったんだ…あの時の一緒の…」


ネロはポツリと呟く。






永遠と竜は黙ってドアを見ていた。