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「…永遠達…むっちゃドア調べてるじゃん…よく罠に引っ掛からなかったね…」
竜はメモを書き写すと、心底驚いているようだ。
「…深美が考えたやり方で…調べていったら…いつの間にかこんなに…な?ネロ」
「えぇ…そぅなの。ガラクタを囮にした…やり方で」
竜は目を大きく開いた。
「…そか…」
竜はまた、夢を思い出す。
「はやくその方法、思い付いたらよかったな」
竜は苦い表情をした。
永遠が言う。
「…けど…実際、人間が入らないと作動しない罠もあるみたいなんだ…だから…そんなに自分を責めるなよ…?」
竜は黙って頷いた。