神様にも
仏様にも
この桜にも
あの空にも
ずっと遠くの海にだって
ちっぽけな消しゴムにだって

なんにだって、願う・・・祈る



どうか

どうか、あの子が本当に
笑っていますように


誤魔化すための笑顔じゃなくて
辛さを隠すための笑顔じゃなくて

心の底から本当に
笑えますように



どうか

優しさとか温もりとか
愛おしさとか

そういうもので
この世界が溢れて
あの子がもしまた
この世界に来たとき

心の底から
幸せって思えますように



遠いあの子
記憶の中のあの子が

どうかどうか

幸せになれますように




end*