よくよく見ると、ブサイクと言ってきた
そいつは茶髪で、ピアスもあけてて、
ヤンキーくさい。
これは関わらないのが1番だな、
そう思い、前を向いて机に突っ伏した。
やっぱこれが1番おちつくわ。
しかしそいつはうちの肘を
シャーペンでつついてきて、
「なぁなぁ、ガッコ、つまんねぇの?」
と聞いた。
うちは心優しいから無視することができなくてしょうがなく、顔だけそいつに向けて
『つまんない』って呟いた。
「んじゃあさ、俺と一緒にいろよ、楽しくしてやるから。」
そういってあいつはわらった。
そんなあいつの笑顔を見ると
『しょうがないな』
なぜかうちも断れなくて。
きっとうちはもうこの時から
君に恋をしていた。