「お前、顔ブッサイクだな」
ショック。
一応外見には気をつかってんですけど。
ブスなのは知ってるけど…
『はいはい、知ってますよ。
あなたこそなんなんですか?
初めてあっていきなりブサイクとか』
「あ、?ちげーわ。
そのブスけた楽しくなさそうな顔やめろっていってんだよ」
「そんなんじゃ、せっかくの華の高校生が台無しだろーが」
とあいつはつぶやいた。
高校の入学式。
いつもと変わらない制服に身をつつんで
いつもと同じ道を登校して、
これからも、いつもと同じようなつまらない生活が続いていくんだろうな。とおもっていた。