友莉愛と別れていつもの公園に行く。
いつものベンチに座る。
いつもと同じようにあと3分であいつが来る。

「まーつーりー!」

いつものようにまっすぐに私のところに走ってくる。

「大ちゃん!さむい!」

彼は大輔、私の2こ上幼馴染で初恋の人。
今でも好き。
「ごめんな!これ着とけよ!」

そーいってハニカミながら私に上着を貸してくれる。

「ありがと。」

みんなみたいに彼氏が欲しいわけじゃない。
でも大ちゃんとなら付き合ってみたい。

だけど私と大ちゃんとじゃ釣り合わない。

マンガにででくるような青少年みたいな大ちゃん。
計算されたかのような容姿のバランスの良さ。
努力家で頭も良くて運動もできる。
優しくて、みんなに平等で正義感がつよくて。
私とじゃ釣り合わない。

「茉莉?どーした?元気ないね。」
「えっ。。。ううん。元気だよ。」
「ならいいんだけど。。。あのさ。茉莉に会わせたいやつがいるんだよ。」