『まあ・・その人が言ったんですわ。人間の性・・・あっ!!セイって言っても、りっしんべんの方ですよ!!・・・あのエッチィな性の方ね・・・まぁその性ってのが人間の本質的な生きる為への本能でね・・まぁエッチせん事には子供も生まれへん訳やしね、ともかくそれをエロスって言ってるんですわ。・・・そのエロスってのがバァーっと前面に押し出されてる様をリビドーって言ってはるんです。』


『はぁ・・・』


『・・・つまりね!!エッチしたいわぁってのはエロスって言う本能がさせるリビドーなんですわっ!!』


須藤はそう言いながら横の女の子に抱きついていた。

女の子は笑いながら『きゃっ』と言って須藤を喜ばせる。

僕は須藤の言ってる意味の半分も理解出来ないが須藤の言葉に完全に引き込まれていた。

僕の横で水割りを作りながら、僕と同じように須藤の言葉に虚を突かれた様な顔で美由紀も須藤を見ていた。