この安っぽい駅前のラブホテルのクーラーは直接ベットに吹き付けていて濡れている僕らの服に吹きつけ温度を奪おうとする。

僕は今彼女の温度を奪われる事を恐れて慌てる様に夏恵の白いブラウスのボタンに手を掛ける。


『・・・トモ』


吐く様に夏恵の言葉が漏れ出る。

僕はボタンをはずしながら夏恵を見つめる。

やがて4つ目のボタンをはずした時に夏恵の空色の下着に隠された胸の谷間が顔を現す。

僕は空色の下着をずらし夏恵の乳首を表にさらす。

夏恵は恥らう様にその綺麗な手で僕の目を覆い隠そうとする。

僕は目を覆い隠されたまま唇で夏恵の乳首をつまむ。

夏恵の声が漏れる。ここに来てから急に無口になった夏恵の甘い香りを含んだ声が漏れる。

その切ない声に僕の脳は完全に機能しなくなった。

体のコントロールは奪われ欲求の赴くまま夏恵の体を這う様にキスをする事しか出来ない。

僕は白いブラウスを脱がす事を完全に忘れ、夏恵の薄く柔らかい唇、媚薬の効いた首筋、白い胸、そしてその白い胸に良く似合う桃色の乳首にキスを続けた。