『・・・トモ』


『・・・・何?』


『いくつになったの?』


『・・・ん・・28』


夏恵は僕が年を告げると突然吹き出した。


『・・・やっぱり、あたしよりも年下だったんだぁ。3歳も違うよ。』


僕は夏恵の言っている事に正直驚いた。

夏恵の美しさは確かに僕よりも若い女性の持っている美しさとは違っていた。

こんな事を言うと青臭く感じるけれど彼女の持っている魅力は確かに艶っぽい大人の女性と言った感じだったが、それでも僕よりも若いか同い年くらいだと思っていた。3歳上とは正直思っていなかった。


『・・・がっかり?』


『・・・別に・・年上だからって気にしないよ。』


『・・・違うよ。』


『何が?』


『私にオジサンに見られてて。』


そう言いながら夏恵は悪戯に笑った。