________それからは、まぁ大変だった。


「栞様?先生がいらっしゃいましたよ!」

「あ、は、はい、すぐ行きます!」



 あれから一週間。

 お稽古の連続である。


「今日は………今から茶道で、お昼からテーブルマナー。夕方から挨拶の仕方………あぁどうしよう、華道の宿題やってない………」


 幸い物覚えだけはいいので怒られることは少ない。

 でもやっぱり…………


「疲れた…………」

「栞様!急いでくださいませ!」

「は、はい!」


 私は茶道のレッスンに走るのだった。