「っ?!」


 聞こえてきたのは甘いけど心地よい、男の人の声。

 一体、誰なんだろう………?


「………あ、起きたんだね。よかった。」


 イケメンと呼ばれるであろう顔立ち。

 にこっと微笑んだその表情は、私にはもったいないくらいに眩しかった。


 いけない、本来の目的を伝えないと!



「あ、あのっ、ここはどこ、でしょうか………?」