そう、私はそのとき気づいた

佑磨くんのこと好きなんだって

そしてそのことは咲良は知っていた

(いいなあ、咲良は佑磨くんの隣で)

(りむだって隣だよ!通路挟んでだけど)

私は本当は嫌だった

咲良も本当は佑磨くんのこと
好きなんじゃないのかって

だって隣っていうだけで
とても友達には見えない関係になってて
お互い笑いあって楽しそうにして
私は完全に置いていかれてた

そんなとき咲良に腹が立った

そう、たぶんやきもち