2人できゃーきゃー言ってたら
いつの間にか藤田くんが戻ってきていた。
でもそこにはうるさい奴らが溜まったいて。
…いつもは藤田くんの席にいないのに。
たまたま?
4.5人で藤田くんの席付近に集まっている。
しかも、1人の男子が藤田くんの椅子の前に立っていて、藤田くんが座れない状態…。
そんなとこに藤田くんが戻ったら…。
そんな彼らに臆することなく近づいていく。
「座れないんだけど」
いつも小さめな藤田くんの声は
昼休みで騒がしい教室内で掻き消される。
冷めた目で彼らを見て、怖いくらい無表情だ…。
藤田くん………怖いよ…。
「こわ〜モテ王子藤田こわ〜」