「ごめん友里!」
「遅いっ!」
私が購買でお昼ご飯を買っている間、食べるのを待ってくれていたらしかった。
拗ねてるのか、口が尖ってるよ〜。
「ごめん〜。でも、嬉しい再会を果たしてさ〜〜」
自分の椅子をガタガタと音を立てながら、慌てて座った。
「嬉しい再会?なにそれ」
待っててくれてありがとね、と付け足しつつ、
入学式のときに出会った絵麻ちゃんのことを話した。
「へえ〜、知らなかった。そんなことあったんだ。よかったじゃん、その〜絵麻ちゃん?も」
「本当に可愛いんだよねえ…小柄な感じとか、小動物っぽいところとか」
目がきゅるんとしてる潤んだ感じとか。
体は小さいのに、大きめの制服とか。