「…そうだね…ヤキモチ」




さっきよりもさらに納得したような表情をされて、本日2度目の赤面。




そんなすんなり認めるとはっ!!!





「リコの方が気持ちが大きいとか、思わないでよ」





あたしの方が前に立っていたのに、

スッと抜かして、あたしの手を引く。




後ろから見る藤田くんの背中、こんなに頼もしかったっけ?

こんなに…広かったっけ…?





「へへへ…」

「変な笑い方」





この幸せが、いつまでも続きますように。




あたしは、大好きな藤田くんの手のぬくもりを確かめるように、
繋がれた手をキュッと握り返した。