顔を覗き込まれて、慌てて顔の前で手を振る。
じっと見つめられて、これ以上違うと言い張るのは…むりっ!
「……ちが、くない…」
肯定すると、藤田くんはまた声を出して笑った。
「そんで、何が観たいの?」
「えっ行ってくれるの!?」
パッと顔を上げると、
目の前に藤田くんの顔があった。
うわっ、ちかっ!
反射的に離れようとしたら、
逆に近づいてきた藤田くんの顔。
…えっ。
そのまま自然にちゅっと唇が触れ、
キスされたんだと理解した。
「……ふ、ふじたくんっ!?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…