「えっ!?なにその急展開!?

昨日の昼まではそんなことなかったじゃん!!
何があった!どうしたんだーーっ!!!」




次の日の朝。

友里に藤田くんと付き合えたことを話すと、
予想をはるかに上回るリアクションをくれた。




手で頭を抱えて、うわあああああって叫んでる。




「ついに!ついに!リコもリア充にぃぃいいい」

「うるさい!!!」




机の上にあった教科書で
友里の頭をパコンとはたく。



まだみんなに聞かれてなかったからよかったものの!!




「いいじゃん!名前だしたわけじゃないんだし…」

「そういう問題じゃないでしょーー!」




教科書を机の中に入れて、
ふう、とため息をつく。



だけど、今度は友里の心配そうな顔が見えた。




「…なに」